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2005.04.11

聞こえなかった音

 以前、お友達に教わった「タイムドメイン」というスピーカーメーカー。この日曜日に南青山の視聴室に行ってきました。小さいものですので低音の好きな僕にはあまりあわないかも知れないと言うことでしたが、行ってみてびっくり。一番最新のTimeDomeinLightでもばんばん低音が聞こえてきます。共鳴箱などないのにどうしてだろうか?
 デモンストレーションの曲ではコントラバスの弦をはじく音(アタック音)とか、弦の上を指が滑る音が聞こえたりして、それでも出力は3Wなんですって!!
 持参したCDで何曲か。うちひとつは尺八の音が入っていたんですが、これまでわからなかった微妙な歪みが…。視聴室の専門家にそう言ったら、このCDのメーカーを見なくてもすぐわかったようで、ここのメーカーはこういう歪みがよくあるそうなのです。今までこの音楽、何度も聴いたのに、尺八は綺麗に録れていると思い込んでいました。
 すっかり気に入ってしまって、タイムドメインライトという最新機種をその場で購入。在庫があったのでお持ち帰りができました。帰ってから、オーディオ装置には繋がずパソコンに繋いでiTunesでCDを再生、ぜっんぜん違う! 音が違います。これまで聞こえていなかった音が聞こえてくるってのは本当ですね。高音も歪まないし、切れもいい。低音も籠もらずに、下手な寄生振動もなく、驚いたことに左右のスピーカーと三角形の位置にいなくても結構いい音で聞こえるんですよ。
 昔からもっていたCDでも、今更こんな音楽だったんだぁと再発見。いや、これは凄いです。パソコンでこれだけ音が出るとは思っていなかった。オーディオ専用装置に繋いだらどういうことになるのだろうか。

 ちなみに持参したCDの1枚はサウンドトラックだったんですが、流石に音楽が脇役でしかない作りなわけで、歪みがわかっちゃうんですよ。これまで気がつきませんでした。
 最近買った宮本駿一さんの「For someone needs Love」も聴きました。綺麗に録れてました。録音にわざわざロンドンに行ったらしいのですが、どうしてなのかなぁと思っていたら多分、こういう録音の質を追求するとよいスタジオってのはロンドンだった、と言うことなんでしょうね。コンサートで聴いた彼の歌声の、丁度低めの音程で現れるうなりのような声音まできちんと再生されてまして、まるでコンサート会場にいるようです。

 いや驚愕のスピーカーです。

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コメント

あー、SUKEさんもこのスピーカー買ったんですね!しかも新しいやつ。
感動させてくれる物にはお金をつかってもいいかなとあそこの視聴質に行ってから思うようになっていて、そのうち30万のやつを買ってしまいそうで怖いです・・・

わはは、あの30万のやつね(^_^;)
あれはどっかお店に置きたいって感じですね。僕の耳だと視聴室のは微妙に片方の円筒が共振していたような気がするのだけれど、使い込まれているからかも知れません。
タイムドメイン理論だと小さいスピーカーほどよい音ということになるのだそうで、30万のはそう言う意味ではどうなのかな?

sukeさんのblogを読んで、lightを買いましたよ。
すごいねー!
びっくりー!!!
感動しながら、原体剣舞連を聞いてます。

わお、早速ですね!
すごいよね~(^_^)
僕も音楽聴くのが前より楽しくなりました。
原体剣舞連って宮沢賢治? もしかして朗読? だとするとこれまた、目の前で読んでいるかの如く聞こえるのかな。

原体剣舞連は桑島法子さんの「Flowers〜死者への花束」に入っている曲です。北川さんがプロデュースしたやつ。

ああ失念! 聴いてみました。いやぁ鳥肌がたつような気分。
宮澤賢治の朗読は桑島さんのライフワークだそうですね。そこに人がいるように声が聞こえるのが怖いくらい。言葉に力を込められる人はなかなかいませんが、流石桑島法子さんです。

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