カテゴリー「音楽」の記事

2007.02.17

ラスト・シーン

 ウィキペディアを波乗りしていましたら、刑事貴族という番組の解説をたまたま読みました。水谷豊が出ている刑事物という意味で思い出したのは、エンディングで水谷豊が夜の高層街の広い道路の端っこで踊りながら流れる曲。当時僕は学生でテレビドラマなんてのは殆ど観なかったのですが、たまたまテレビをつけたときにやっていた1回きりのその記憶が鮮明でした。あの曲は何だろう?…と思いつつ、歌謡曲に疎い僕は今まで知らなかったのです。
 ところがこのチャンスでどうやらそれが刑事貴族というドラマで、そのシーズン2に水谷豊が主演しており、そのエンディングが矢沢永吉の「ラスト・シーン」だと言うことが分かってきました。

 気になった僕はこの曲をネットで検索しましたところ、SonicStageというソフトで配信される曲として試聴できるページが見つかりまして。それはどうやら同ソフトでウェブページを閲覧すれば試聴できるらしい。そこで早速無償インストールして試聴してみましたら、これが間違いなく記憶にあった曲(^_^)。

 普段でしたら気に入った曲があるとCD買ってしまうのですが、今回は初めてiTunesで曲を買ってみることにしました。SonicStageさんごめんなさい、普段はiPodで聴いているものですから。
 iTunesで曲を買うのも初めてでしたが、やってみたらすんなりできました。で、見事に曲をゲット。こういう入手の仕方をするとiPod以外では再生できない暗号がかかっているらしいのですが、別にそれで問題はありませんです。

 いや不思議ですね。大して気にとめてもいなかったのですが、長年謎だった曲にこんな形でたまたま出会うというのは…。偶然と言いたいところですが必然なのでしょうね。その意味するところは何なのか、まだよくわかりませんが。
 これでしばらくこの曲にはまりそうです。なんでも65万枚売れたとかのヒットだそうで、全然知りませんでした。
 とは言っても僕はiPodを1日1回聴くか聴かないか…聴かない方が多いな。通勤途中で10分間くらい聴くかどうか。それも電車でちゃかちゃかするのは嫌いなのでそんなに大きな音では聴きません。周囲の音が充分聞こえるくらいの音量しか上げませんのです。

 さてこうやって曲を手に入れる方法を覚えてしまうと、何だか発見したら次々買ってしまいそう…やばい…?。

2007.02.09

マナカナの歌

 絶妙なシンクロを見せてくれる三倉茉奈・三倉佳奈の双子姉妹が、メジャーデビューってことで1月31日にCDを出しました。「二月のわた雪 」と「夕星(ゆうつづ)」という2曲が入っています。
 この二人、以前から笑顔が可愛い子たちだと思っていましたが、ここ数年、成長した二人を見て、どうしてこんなにシンクロするんだろうかと不思議に思っていました。双子といっても様々です。この二人みたいによく似ていて、さらに話す時に殆ど同時に同じ言葉を発声するのは不思議です。貧乏節約生活か何かの番組ではテレパシー実験みたいなことをして、二人は見事に意思疎通が出来ていました。
 歌を聴いても、二人のどちらが歌っているのか分かりません。同じ声です。二人で同じ旋律を歌っているときはシャープに同じ声、二人で和音を発声するときはぴったり息があっています。そう思って聴くと不思議な歌です。一人で二つの声が出ている人もいますが、それとは違った、うなりのない、それでいて別の声が歌うというのですから。
 さて僕は夕星の方が気に入りました。というのは、最後のさびの部分とでもいうか、そこでの転調がとても面白い。二人はよくこの転調を歌いきったなと思います。
 この二人にはいつまでもこんな風にさわやかでいてほしいなと思ってしまいます。

2005.04.11

聞こえなかった音

 以前、お友達に教わった「タイムドメイン」というスピーカーメーカー。この日曜日に南青山の視聴室に行ってきました。小さいものですので低音の好きな僕にはあまりあわないかも知れないと言うことでしたが、行ってみてびっくり。一番最新のTimeDomeinLightでもばんばん低音が聞こえてきます。共鳴箱などないのにどうしてだろうか?
 デモンストレーションの曲ではコントラバスの弦をはじく音(アタック音)とか、弦の上を指が滑る音が聞こえたりして、それでも出力は3Wなんですって!!
 持参したCDで何曲か。うちひとつは尺八の音が入っていたんですが、これまでわからなかった微妙な歪みが…。視聴室の専門家にそう言ったら、このCDのメーカーを見なくてもすぐわかったようで、ここのメーカーはこういう歪みがよくあるそうなのです。今までこの音楽、何度も聴いたのに、尺八は綺麗に録れていると思い込んでいました。
 すっかり気に入ってしまって、タイムドメインライトという最新機種をその場で購入。在庫があったのでお持ち帰りができました。帰ってから、オーディオ装置には繋がずパソコンに繋いでiTunesでCDを再生、ぜっんぜん違う! 音が違います。これまで聞こえていなかった音が聞こえてくるってのは本当ですね。高音も歪まないし、切れもいい。低音も籠もらずに、下手な寄生振動もなく、驚いたことに左右のスピーカーと三角形の位置にいなくても結構いい音で聞こえるんですよ。
 昔からもっていたCDでも、今更こんな音楽だったんだぁと再発見。いや、これは凄いです。パソコンでこれだけ音が出るとは思っていなかった。オーディオ専用装置に繋いだらどういうことになるのだろうか。

 ちなみに持参したCDの1枚はサウンドトラックだったんですが、流石に音楽が脇役でしかない作りなわけで、歪みがわかっちゃうんですよ。これまで気がつきませんでした。
 最近買った宮本駿一さんの「For someone needs Love」も聴きました。綺麗に録れてました。録音にわざわざロンドンに行ったらしいのですが、どうしてなのかなぁと思っていたら多分、こういう録音の質を追求するとよいスタジオってのはロンドンだった、と言うことなんでしょうね。コンサートで聴いた彼の歌声の、丁度低めの音程で現れるうなりのような声音まできちんと再生されてまして、まるでコンサート会場にいるようです。

 いや驚愕のスピーカーです。